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2008年8月24日 (日)

SISTERS【鑑賞】

思い立ちましてー。

行って参りました。

SISTERS by 長塚圭史さん

関西で放送されているステージ・映画紹介番組(プラチケ!)

では、

作家である長塚さんご本人が、「嫌な気持ちになる」とおっしゃっていた、

そんな作品。

魅かれたのは、

松たか子と鈴木杏という

「舞台で見たい女優」さんが二人そろい踏みだったことからです。

当日はちょっと疲れがたまっていて、

終業2時間前から眠気がいっぱい。

コンタクトを取りにいって、

途中のコンビニによって、

会場に着いたの10分前。

トイレ行って、コバケンよろしくググッとウィダー飲んでコバラを満たして、

席に着いたのが5分前。

そうして、始まる直前に、

私の席から5つ(通路はさんで)はなれたところに、

長塚圭史氏!(お肌つやつやでした)

ここから先はネタバレを含みがち。

まったく知りたくない!って方はどうぞココまでで。

携帯からのアクセスおよび、

記事エントリを直接クリックすると、

ココから先が隠せません。

どうぞ、ご注意ください。

では、長塚ノアール、初生体験レポです。

どうぞー。

終始、美しい絵画を見ているような舞台でした。

色調は、暗いですけど・・・。

初め、ぼんやりと聞こえる歌声から、

だんだんフェードインしていく舞台に、

掃除をしている稔子さんがいるのですが、ほんと、絵を見ているみたいで、びっくりしました。

馨がその場に出てきても、モノトーンなんですが、

同じ部屋に美鳥が出てきた時に、

パッと色が入るんです。

そういえば、色を着ていたのは美鳥だけだと思う・・・。

そういう、色の変化に心を奪われた作品でした。

○○○○○○○○○○○○

ストーリーは、

オーナー三田村(中村まこと)の経営する寂れたホテルに

料理を教えにやってきたいとこのビストロシェフ・信助(田中哲司)と、妻の馨(松たか子)。

従業員の稔子(梅沢昌代)が念入りに掃除をするのはわけがあった。

馨の部屋に入ってきた、神城美鳥(鈴木杏)がいうには、

馨と信助の部屋で三田村の妻・操子が自殺したのだという。

美鳥は父で、操子の兄で児童文学作家の礼二(吉田鋼太郎)とともに、

10年このホテルに住んでいるという。

美鳥と馨の出会いから、

二人の心が相互作用していく・・・。

○○○○○○○○○○

この、二人が抱える傷とか、そういったものは、

私は同じ体験をしたわけではないけど、

たぶん見ていて辛いんだろうなぁ・・・とおもったんですよね。

でも、見ようと思ったのはなぜかわからないのですが。

馨は、新婚なんだけど、暗い。

モノクロの世界にいるような人です。

たぶん、信助も彼女にとっては外の人で、ホンモノの中を生きては居ないのでしょう。

信助は自分に自由を与えてくれているのに。

対して、美鳥は、攻撃的で自信満々で、色の中に生きている。

環境はかごの中の鳥なんだけど、

その環境を受け入れ、そこに生きることを喜んでいる。

馨からしたら、その美鳥を直視できなかったんだろうな・・・。

礼二は、勝手な親父。でも、愛に生きる人です。

三田村さんは、とっても世俗的ないやらしさの具現化。

稔子さんは、その世俗を直視できない人。

馨の夫、信助はそれを蚊帳の外から見るしか出来ない人・・・。

夫なのに、外部の人なのです・・・。

杏ちゃんが、「愛されている若い女」特有のむかつきをがっつり演じています(笑)

松たか子さんは抑圧されたところから、感情を爆発させるのがとても上手いと思います。

初め、「棒読みか?」と思わせるくらい、感情を出していないんだけど、

杏ちゃんや吉田さんに感情をあらわにしていくとき、

どんどん血が通っていくのが分かります。

本当に苦しい、悲しいというのが伝わってきて、泣きそうになってしまいます。

それと同時に舞台上に水が!!

床が水にみたされていくんですね。

絵画だった部屋が生き生きと色づき始めてきます。

そのあと、さらに色づいた部屋はクライマックスを迎えるのですが、

馨に信助がかける言葉が、

外の世界に連れ出す救いの言葉なのか、

それとも、絵画の(虚構の)世界に連れ戻す引導なのか・・・。

私は初め見た時は後者だと思っていました。

けれど、前者であってほしいと今は思います。

LAST SHOWをDVDで見た時は感じなかった

「美しい」ものへの感動みたいなものが私の心の中に今あります。

終わったあと、長塚氏に「ありがとうございました」と言いたかったけれど、

もう彼の姿はなかったです。

長塚氏はこれから1年の留学されるそう。戻ってきた彼の作品を、また見たいと思いました。

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