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2008年5月 4日 (日)

鑑賞☆キル

野田地図の「キル」を鑑賞しました。

2008年版と、1997年版のと、やっぱりどうしても比べてしまいますね。
両方WOWOWで見ました。
Viva、WOWOW!

ネタバレを含みます。
これから見る、DVDを買うなんて方はスルーしてください。

畳みますが、携帯や、記事そのもののエントリーを押すと、バッチリ表示されますからね。

では、どうぞ。

***********
どちらも生では見てないし、
個人的に贔屓は前が結髪の古田新太さん、今回はテムジンの妻夫木聡さんと、1人ずつ。

だから、環境の差は少なく、ブレを減らしていい意味で比較できたかも知れません。

個人的には、08版テムジンの妻夫木くんは初舞台ということで、
どうなることかと思いましたが、
ちゃんと「テムジン」してました。
弱くて、粗野で、野望に満ちて。
ドラマやCMでみせる姿とは違う、「役者」さんだなと思いました。

勿論テムジンの力強さという点では、前の堤真一さんの印象が強いです。
でも、テムジンの、若者時代の、ブレや疾走感、裏切られたあとの落胆なんかは、
妻夫木くんも印象的。

結髪は…97版古田さんのが好きです。
「おねえことば」の辺りとか、ラストの近くで手紙を読むところとか。
深津絵里さんの97版シルクを
本当に結髪が好きなんだなぁと思わせる感じがあって。

08版の勝村さんもよかったんですよ。

ただ、古田さんはおねえことば使うのが上手い。
しな作るのも。
ホレスタもそうだけどさ。
で、時にはものすごい二枚目演技になるから、
コントラストが強いんだろうか。
ほんと、幅のひろい俳優さんです。オジーもやるし。

やっぱ贔屓?

結髪にかぎらず、97年版カルダンの深沢敦さんも、おねえことばが上手い気がする。

馴染んでるというか。

身のこなしが上手いというか・・・。

なんだろう、上手く説明できませんが。

シルクは、
97版の深津絵里さんは、強くて芯がある。
08版の広末涼子さんは、揺れている女らしさに溢れてる。

母になったシルクや、結髪を好きだと自覚したあとは
(クライマックスに近い程)深津絵里さんの印象が強いなと思いました。

これも若干贔屓ですかね。

作品は、いつもながら頭を使う脚本です。
ほぼ、「時代にあわせる直し」みたいなものもなかった。

しいていえば、結髪が処刑されるときの、

シルクの命乞いが、戯曲とは順番が変わってたかな?
より、「酷く」なってました。

まず脚本ありきの公演なのだと思います。

「キルやります」から配役が始まってるんだろうなぁ。

野田さんの、真摯な姿勢が伺えます。

************

ざっと思ったこと・・・。

言葉は真実を語る。
でも言葉は嘘も紡ぐ。
言葉が真実か、真実が言葉なのか。

測るため、私達が与えられているのは言葉と、行動しかない。

そして行動のすべてが見えないとき、
情報の補完は文字や声の「言葉」に頼るしかないのだ。

愛の睦言も、仕事の話も、戦いも、策略も。

それでは、世界はとても脆く不安定ではないだろうか。

『キルとはイキルことだ。
生まれて来た赤ん坊は、何も着ていない。』

着る。切る、斬る、kill、キル。

たくさんのキルの上に生きる。

朝、なにを着るか、選ぶ事からすべてが始まる。

そうして、私達は生きている。
この脆くも、美しい空の下で。

救われない、でも、悲しみの果ての希望に満ちた美しい作品だと思いました。

ちなみに、94年が初演、97年が再演、08年が再々演ですね。

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